青森県立八戸工業高等学校 山岳部
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 八戸工業高等学校山岳部は29年間優勝していなく(2011年現在)近年はインターハイ出場も逃しているので、山岳部ではインターハイ出場を目標にして活動しています。
 山岳部は、高体連の登山競技の大会に出場しています。登山で時間を競うだけと思っている方も多いと思いますが実際は審査される項目が多く体力、歩行技術、装備、設営・撤収、炊事、気象、自然・観察、計画・記録、救急、マナー・パーティシップ・自然保護などの項目を審査され競います。そのために山岳部では普段体力を鍛えたり、天気図・山岳知識・救急法・気象などを勉強したり大会での食事の計画をしたりしています。大会ではテントを張って生活し安全登山を大前提に登山をします。アウトドアが好きな方はぜひ山岳部へどうぞ。 大会で評価されされることは次の表の通りです。
 体力  持久力、スタミナの配分が正しいか。
 歩行技術 歩行バランスがよく、スリップせず、走らず、リズミカルな歩行をしているか。
 装備  ・主な装備
 テント、ツェルト、炊事用具、食器、コンロ、燃料、救急箱、温度計、工具、裁縫用具、雨具、防寒具、シュラフ、水筒、ザイル(細いロープ)、ラジオ、ヘッドランプ、予備電池、コンパス、時計、ナイフ、手袋、ライター、非常食、予備食、行動食、ザック、サブザック、ザックカバーなど。
・服装
 帽子、シャツ、ズボン、スパッツ、登山靴など。
 設営・撤収  テントの張り方。
 炊事  コンロを正しく使い、燃料の量を管理し、衛生的に調理しているか。
 気象  観天望気、天気図の作成・解析、天気予報などをします。
 自然・観察  地図を読み、地形、植生の観察。
 計画・記録  正しく計画書を作成してあるか。
 救急  医薬品の適切な取扱いや基本的な救急処置の知識があるか。
 マナー・パーティシップ  パーティー内の協調性。歩行中のマナー。
 自然保護  自然保護に気を配る。
 山岳部ではほかにも「クライミング」や「カヌー」、「スキー」などアウトドアなスポーツで活動しています。

 山岳部の年間行事
 4月 春山登山
 5月 高校総体下見 
 6月 高校総体
 8月 インターハイ 
 8月 夏山合宿 
 9月 秋山登山 
 1月 冬合宿 

 青森県の主な山
●八甲田山系
 八甲田山は、火山群の総称で日本百名山の一つです。
 山岳部では主に北八甲田山系の大岳と高田大岳とその周辺の山に登ります。
 高校総体で登る山である大岳には毛無岱という湿原があり、深田久弥は日本百名山で「これほど美しい湿原は滅多にない。」とか「まことに神のたくみを尽くした名園のおもむきがある。」と絶賛したほどきれいな湿原です。天気のいい日の上毛無岱と下毛無岱の間にある階段からの景色は本当にきれいです。青森銀行登山会編著・青森県山岳連盟監修の「青森県の山」には「上毛無岱と下毛無岱の高山植物土地等をゆっくりと観察観察しよう。こんなところを急ぎ足で下る連中は登山者の資格はない。」とかいてありました。2011年にはこの湿原のなかを通るコースを使うインターハイがあります。キンコウカが一面に咲いている時期のはずできれいな時期なので全国の選手にはここだけは競っていることを忘れてゆっくりと観察して歩いてほしいと思います。ほかにも大岳には仙人岱には八甲田清水があります。ここではポリタンクを空にして汲んで帰るのも大岳の楽しみの一つです。
 もう一つ高校総体で登る山である高田大岳があります。高田大岳は正面から見ると二等辺三角形のようなきれいな形をしていますがその分登山道は険しい山です。谷地温泉空登るコースは少ない予算で作られたため一直線な急なコースになってしまったため、登山客の少ない山です。高校総体で使う箒場岱から登るコースも登山客が少なく登山道には歩く人が少ないため笹が生えてしまって滑りやすくなっていたり大きな沢3つを越えなけらばならないので登るのが難しい山です。
 八甲田にはまだまだきれいな山や温泉があります。下見に来る選手のみなさん、登山の下見だけではなく八甲田で楽しんでいってください。

前嶽・田茂萢岳 (1,324m) ・赤倉岳 (1,548m) ・井戸岳 (1,550m) ・大岳 (1,584m) ・小岳 (1,478m) ・高田大岳 (1,552m) ・雛岳 (1,240m) ・硫黄岳(八甲田) (1,360m) ・石倉岳 (1,202m) ・逆川岳 (1,183m) ・猿倉岳 (1,354m) ・駒ヶ峯 (1,416m) ・櫛ヶ峯 (1,517m) ・乗鞍岳(八甲田) (1,450m) ・南部赤倉岳・等
   
 
●岩木山
 岩木山は青森県弘前市および西津軽郡鰺ヶ沢町にある標高1,625mで青森県の最高峰です。場所によってはきれいに見えるのでから津軽富士とも呼ばれています。
 鰺ヶ沢、赤倉、百沢、嶽などの登山道があり、どの登山道も古くからお山参詣に使用されています。そのうち山岳部では百沢と嶽のコースを使います。山岳信仰の山で、山頂には岩木山神社奥宮があります。岩木山神社で毎年旧暦8月1日に行なわれる国の重要無形民俗文化財の例大祭のお山参詣が有名です。
岩木山(1,624.7m)
   
 
●階上岳
 八戸市周辺で最も高い山で、八戸市内にある某ライバルの高校も毎週登っているという噂の山です。テレビの電波塔があり、つつじが群生していて美しい山です。ふもとには奥州南部糠部三十三ヶ所巡礼一番札所の寺下観音があります。

階上岳(739.6m)

●名久井岳
 八戸の南の方向に「山」という字の形をした山があります。それが名久井だけです。名久井岳のふもとにある法光寺には北限の三重塔があり、三重塔としては国内最大です。名久井岳の月山神社で行われる国の重要無形民俗文化財の泉山七歳児初参りも有名です。
 名久井岳は標高は高くはないが急な斜面が多くピークが多いためかなり体力を使います。山頂からは天気が良ければ八戸市内はもちろん八甲田山系から岩手山まで一望できます。

名久井岳(615.4m)

●不習岳
 八戸市には高い山がなく南郷村から買収した山が不習岳(ならわずだけ・不と習の間に返り点)である。八戸市民の森として親しまれている不習岳の山頂には展望台やキャンプ場があり、流星が多く見える時期には八戸市児童科学館主催で天体観測をするのによく使われています。南郷村から買収した山だったが2005年に八戸市と合併し本当に八戸市の山となりました。

不習岳(374.9m)
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