電子機械科

＊電子機械科ってどんなとこ？＊ 　人と同じに働くことができる『ロボット』は、工場で自動車・家庭用電化製品など、あらゆるものを 作っています。 　このため、『設計する』・『加工する』・『動きをコンピュータで制御する』などの 知識を身につけた技術者が必要になりました。 　このような時代に生まれたのが電子機械科なのです。 『電子機械科は電気・電子の知識を持った、機械系技術者を目指しています』

＊学習内容＊ 電子機械科では、国語、数学、社会、理科、英語などの共通教科のほかに専門教科として次の科目を学習しています。

科 目	学 年	内　　容
情報技術基礎	１	さまざまな機械をプログラムによって制御することを学ぶための基本的な言語である，ＢＡＳＩＣを学習。また，コンピュータやインターネットについての基本的なことについても学習します。
工業数理基礎	１	すべての工業分野について、具体的な事象をあげて、基礎・基本を学習します。
機械工作	１・２	材料の性質や加工法，生産の仕組みとその管理などについて学習します。
機械設計	２・３	材料に加わる力について調べ，計算し，実際に強度計算をするための，基礎的な知識を学習します。
電子機械	２・３	電子機械を構成する機械・電気・電子・情報に関する各分野の基礎的な知識と技術を，相互の関連を図りながら総合的に学習します。
原動機	３	流体力学・熱力学の基礎・基本を幅広く学習します。
生産システム技術	３	近年は単純な機械から電気・電子技術を活用する装置・機器，さらにコンピュータを利用した装置や機械まで，いろいろな機器が活用されています。これらの装置や機械は，おもに電気エネルギーを動力に変えて，それぞれの仕事を行っています。これらの広い範囲について学習します。
工業技術基礎	１	基本的な「もの作り」に対する技術や電子機械科に必要な技術の基礎を、教科書で学んだことと連携し、実際の体験を通して学習します。
実習	２・３	工業技術基礎で体験した内容の続編で、もの作りを中心とした各種工作機械の使い方を学びます。
課題研究	３	生徒一人一人が、もの作りを中心としたテーマを自分で選び目標に向かって取り組みます。
製図	２・３	何かを作るためには設計や，図面を描くということが必用であり，その図面を作成することを製図といいます。製図に関する基礎的な知識と技術を習得します。

工業技術基礎・実習の様子
制御実習の基礎として、ライントレースロボットの作成をしています	機械加工実習では、様々な加工機械を用いて加工技術を学びます	制御実習では、二足歩行ロボットを使用した制御実習も行います	課題研究で取り組んでいる青森県ロボット競技大会の様子

＊資格＊ 電子機械科で取得可能な主な資格・検定を紹介します。

資格名	概　　　　　　要
技能検定３級・２級 （機械保全・旋盤作業・シーケンス制御）	労働者の有する技能の程度を検定し、これを公証する日本の国家検定制度。労働者の技術と地位の向上を図ることを目的に実施されています。技能検定に合格すると、合格証書が交付され、技能士と称することができます。
パソコン利用技術検定	情報技術に関する基礎的な知識と技能が習得されているか評価される検定です。
計算技術検定	関数電卓やポケコンを使って、数値計算の計算能力が試される検定です。
危険物取扱者乙種全類	危険物（ガソリン等）を一定数量以上取り扱うのに必要な国家資格です。
機械製図検定	機械系技術者になるために重要な、機械製図に関する知識・技能を十分習得しているかを試される検定です。
第２種電気工事士	一般住宅や店舗などの場所で、電気設備の安全を守るために工事を行うことが出来る国家資格です。

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